久しぶりにちょっぴり泣きました。『そして父になる』めっちゃよかった!
2016/09/22
『そして父になる』観てきました!
観る前、楽しみだった点
楽しみだったのはやっぱり主演の福山雅治ですね。福山雅治は独身なので、どのような「父親」を演じるのか楽しみでした。
映画「そして父になる」公式サイト
テーマ
野々宮良多(福山雅治)と野々宮みどり(尾野真千子)が「息子と血のつながりがない」と宣告されるところから物語が始まります。
描かれているのは「子供の取り違え」ですが、物語のメインストリームは野々宮良多の成長でしょう。
野々宮良多は建築関係に勤めるエリートサラリーマンで、いわゆる「勝ち組」として描かれています。他人に厳しく、高飛車なところもあります。
その野々宮良多が取り違えられた先である斎木家と関わり、子供たちと向き合っていくうちに徐々に変化が訪れます。
その変化こそが、この映画の見所と言えると思います。
良かったところ
リリー・フランキーの名演が目を引きました。
抜けているけれど大切なところでは真剣な一面も見せる、斎木雄大という役を見事に演じきっていました。もしかしたら素なのかもしれませんが。
リリー・フランキーの次に印象に残ったのはBGMの綺麗さですね。
公式サイトに流れているBGMは作中で流れているものですが、綺麗なピアノが静かなシーンにマッチしていました。
ノベライズもあるよ
以前買っておきながら「いややっぱ映画見たいしな……」と封印していたノベライズ版を映画を観た日に読み切ってしまいました。
2度美味しいですね。
映画DVDが出たら買ってしまいそうなのでそれも併せれば3度おいしい。
夏八木さん……
夏八木勲さんが5/11にお亡くなりになられたのでこの作品は遺作でもあります。
残念ながら平成生まれなもので、印象に残っているのは龍馬伝の松平春嶽役ですかね。
『永遠の0』にも出演されていて、12/21に公開待ちなのでそちらも観たいですね。
原作は面白かったので期待大です。
まとめ
すばらしい!
最近観た映画の中でダントツです。もうほんとおすすめです。是枝裕和監督グッジョブです。
最後のほうでぽろぽろ泣いちゃいましたし。
全体的に静かなトーンで話が進んで行ってふむふむってしてたら最後で見事にやられました。
もうね。あれ、ずるい。
映画観て泣くのとか5歳児の時にドラえもんの映画でマンモスの背中が割れるシーンを観て怖くて泣いたの以来ですよ。たぶん。