【2016年版】大学生におすすめなクレジットカード&基礎知識まとめ
2016/10/16
日本は外国に比べ、クレジットカード文化が根付いているとは言えません。しかし、大学生のクレジットカード保有率は45%とも言われ、徐々に増えてきているのも事実です。
最近ではAmazonやヤフオク、App Storeなど、ネット上で決済を行う機会も増えてきました。クレジットカードの重要度はますます上がっていると言えるでしょう。
クレジットカードに対しては「使いすぎちゃうんじゃないか」「何か怖い」という思いの方も多いと思います。クレジットカードとは何なのか、確かな知識を持った上で、自分にあったクレジットカードを選びましょう。
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まずは基礎知識をしっかり持つ
クレジットカードってそもそも何?
買い物をしたときにクレジットカードを出すと、その場では現金を支払う必要がなく、月末にまとめてカード会社から請求が来ます。
要するに、買い物の瞬間には「あとで払います」と言って商品を受け取り、あとでまとめて支払う方式ですね。
クレジットカードの「クレジット(credit)」とは、日本語に訳すと「信用」です。商品を買うときには「この人は後でまとめて払ってくれる」という信用を元に決済を行っていると言えるでしょう。
クレジットカードは何が便利?
クレジットカードが便利な点はいくつかあります。
まず第一に現金がいらないというところ。たくさんの現金を持ち歩かなくて済みますし、会計の際にレジで慌てて小銭を数えたり、釣り銭が増えないように計算して593円の買い物に643円払う、みたいなこともせずに済みます。
ネットショッピングをする際はクレジットカードが必要になることが多いです。最近はAmazonやヤフオクなどを使う人も多いでしょうから、ネットショッピング用途として持っておくのもありでしょう。
さらにクレジットカードでの買い物にはポイントがつき、現金やWebマネー、マイルなどに交換することができます。
大学生のうちからクレジットカードを作るべき?
作るべきです。
各カード会社が大学生向けカードを発行しています。なぜなら、学生のときに作ったカードを社会人になっても使い続ける人が多いためです。つまり、カード会社にとって大学生は将来の優良顧客だということです。
カード会社は大学生に、「会員で居続けて欲しい」と考えるため、大学生向けカードには
- 年会費無料
- ポイントがたくさんつく
- 本などの購入でキャッシュバックがある
- 旅行保険がつく
- 審査がゆるい
などの特典がつくことが多いです。
大学生活は常に出費と隣り合わせ。普段の買い物をカードに置き換えるだけで勝手に得をするなら、作らない手はないでしょう。
クレジットカード用語まとめ
一括とかリボ払いとかってなに?
クレジットカードの支払い方法には何種類かあります。
- 一括払い
- 分割
- リボルビング
の3種類が基本です。
一括払いはその代金がそのままかかりますが、手数料は0です。
分割払いは2分割にすれば一月に払う額は半分になりますが、手数料がかかります。
分割数を多くすればするほど手数料がかかるのでトータルでは損をします。
究極の分割払いがリボルビング(リボ払い)です。
月々定額しか払わずにすみますが、手数料がめちゃめちゃかかります。怖いです。トータルでは大損することもあります。
使わないようにするのが賢明です。
ポイント・還元率ってなに?
クレジットカードにはポイントがつくものが多くあります。
買い物の額に応じてポイントがつき、キャッシュバックやギフトカード、マイルなんかに交換することができます。
還元率とは、買い物の額に対して何パーセントが現金として返ってくるかの値です。たとえば、
- 1000円→1ポイント
- 1000ポイント→5000円分のギフトカードに交換
とすると1000円あたり5円返ってくることになりますね。つまり還元率は0.5%です。
利用可能枠ってなに?
クレジットカードには利用可能枠があり、その額を超えて使用することはできません。
大学生向けのカードの場合、10万円〜20万円のことが多いです。
利用可能枠を超えてしまった場合は、未払いのものを払うまでクレジットカードが使えなくなります。
信用情報ってなに?
使用者がクレジットカードの支払いをきちんとしているかどうかの情報のことです。
信用情報はかなり大事で、支払いが滞ったりすると信用情報を汚すことになり、
新しくカードを作ったりするときに著しく不利になります。
まじめに支払いを繰り返すことで信用情報が積み重なっていきます。計画的に利用しろというのはこういうことですね。
審査ってなに?
クレジットカードは「ちゃんと後でまとめて払うから」と言って商品を受け取っています。このとき、カード会社が立て替えている状態になっているわけです。
もしカード使用者が支払いをしなかったり、支払いが遅れるとカード会社としては困るわけです。
そこで、クレジットカードを作る前に「ちゃんと払ってくれる人なのか」ということをチェックします。これが審査です。
社会人の場合は、ちゃんと働いているか、収入はどれくらいか、今まで多額の借金はしていないか、などがチェックされます。
一方、大学生に対しては厳しい審査はほとんど行われません。大学生の収入なんてたかが知れてますし、多額の借金を背負った大学生もほとんどいないでしょう。ある意味、社会人になった後、将来に期待されているとも言えるでしょう。
カードの種類によっては、社会人になってから作るのは大変だけど学生用カードから簡単にアップグレードできるものも存在します。審査の面からも大学生のうちにカードを作ってしまうメリットはあるでしょう。
VISAとかMasterCardってなに?
実は、世界で使えるクレジットカードシステムを提供している会社(国際ブランド)は意外と少ないんです。
- VISA
- JCB(日本発の国際ブランド)
- MasterCard
- アメックス
- ダイナース
が5大ブランドと言われています。
いろんな会社(楽天とか、イオンとか)
が作ったカード(国内ブランド)が、国際ブランドと提携してクレジットカードとして出しているわけです。
だから、楽天+JCBカードとか、イオン+VISAカードみたいなのができるわけです。
日本国内では日本発の国際ブランドであるJCBが使える店が多いですが、
反対に海外ではVISAとMasterCardが強く、JCBは使えないこともあります。
そこで、クレジットカードを持つときはVISA&JCBやMasterCard&JCBのように2枚以上組み合わせてもつのが良いかと思います。
メインカード・サブカードってなに?
さて。2枚以上のカードを持つメリットについて説明しました。
それでは、何枚持つのが良いのでしょう。
「たくさん作りすぎて何枚持ってるか分からない……」
みたいな人も世の中にはいるみたいですが、自分で使い方を把握できなくなってしまいますし、紛失に気づかない危険性もあります。
ポイントを1つのカードに集約するためにも、
普段使いのメインカード+サブカードを1~2枚、合計2枚か3枚を持つのが良いです。
メインカードは基本の支払い(日用品・光熱費など)の引き落としを行うもの。
サブカードは特定の分野(旅行中にたくさんポイントつくとか、Suicaが使えるとか)に強いカードと覚えておいてください。
ここまでのまとめ
- クレジットカードは「つけ」
- 大学生のうちにカードをつくろう
- 信用情報を汚さないように計画的な利用を
- 出来る限り一括で。リボ払いは厳禁
- ポイントがつくからお得
- 違う国際ブランドから2枚以上選ぼう
- メイン+サブで合計2~3枚にとどめておこう
さて。ここまで納得出来たでしょうか。それでは、厳選した大学生におすすめのクレジットカードを紹介したいと思います。
メインは三井住友VISAカード(デビュープラス)
メインカードには三井住友VISAカード デビュープラスがぴったり。
- 世界で使えるVISA
- 1000円につき2ポイント、最初の3ヶ月は5ポイント
- 年会費無料(2年目からは1回使えば無料)
- 26歳になると自動でゴールドカードにランクアップ
という特長があります。とがった特長はないですが、オールマイティなのでメインカードにぴったりです。ランクアップのことも考えると、長くおつきあいするカードになると思います。
ちなみに女性の場合は三井住友VISAカード アミティエというのもおすすめです。
サブはお好みで1~2枚選びましょう。
サブは好みが分かれるとこではありますが、いくつか代表的なものを紹介しておきます。
楽天のサービスを使うならやっぱり楽天カード
旅行のとき、バスやホテルの予約を楽天トラベルでするので、僕は2枚目のカードに楽天カードを選びました。
楽天カードは特典としてポイントをばらまいているので、ありがたく受け取っておきましょう。
楽天カードには普通の楽天カードと、学生用の楽天カード アカデミーがあり、楽天カード アカデミーには以下の特典がつきます。
- 楽天ブックスでの購入でのポイント3倍(初年度のみ)
- 楽天トラベルの高速バスでポイント3倍
- 楽天ダウンロードでポイント3倍
これを見ると
学生用の楽天カードアカデミーのほうがお得なんじゃないかと思えてきますが、
普通の楽天カードの入会ポイントは5000ポイント~8000ポイント、楽天カード アカデミーは2000ポイントで、その差を埋めるためには実は30万円以上使わなければいけません。
学生のうちに高速バスに30万円以上使うとか、楽天ブックスで30万円以上買いますという人を除いては普通の楽天カードで良いのではないかと思います。
学生専用ライフカードもなかなかよさそう
海外旅行に強いのが特長の学生専用ライフカードもおすすめ。
特長をまとめると、
- 海外の買い物で5%キャッシュバック
- 誕生月はポイント5倍
- 海外旅行傷害保険あり
- 学生専用相談窓口あり
といったところでしょうか。海外に行く予定がある人はめちゃめちゃおすすめです。
あとがき
最後まで読んでくださった方ありがとうございます。
まとめとしては、
- クレジットカードはよく考えて作り、よく考えて使おう
- 三井住友VISAカード
+ 他2枚以下で持つのが良さそう
といったところでしょうか。
みなさんも便利なクレジットカードライフを。それでは!