僕がブログを書くときに考えているたった1つのこと
数日前から「ブログに書いて良いこと、悪いこと」みたいな議論がTwitterでなされていました。
いろいろな意見をお持ちの人がいますね。「好きなこと書いてればいい」「節操がないのはダメ」などなど。
僕がブログに関して持っているシンプルな軸は、価値を提供しているか否かです。
紙の日記でなくブログという体裁を取った段階で、誰かに見られることを意識しています。そこは誰も否定できないと思います。
仮に「いや、私は自分のメモのためにやってるんで見られるの困ります」という人にはブログじゃなくていいじゃん、と言いたくなるし、Wordpressには非公開って機能もありますよ。
僕は自分のブログがいろいろな人に見られるということを意識して書いています。
ブログの文章は読んでくださる人に価値を提供できるように書いているつもりですし、アドセンスの貼り方だってアフィリエイトだって同様です。すべては価値を提供しているか否かなのです。
文章で価値を提供するとはどういうことか
文章で価値を提供する、と言っても形はさまざまです。ここではわかりやすく3つに分けて紹介します。
情報の提供
わかりやすいのは情報の提供です。ブログを見ることで新しい情報を得ることができたり、問題が解決したり。
読者を想定しやすく、書きやすいジャンルでもあります。
このブログが半分Wordpressカスタマイズブログと化しているのもこのジャンルを意識して書くことが多いからです。
視点の提供
次にわかりやすいのは視点の提供でしょうか。人間は他者の視点を気にする生き物です。特に日本人はそうです。
「○○について自分はこう思っているんだけど、他の人はどう思っているんだろう」
そうして検索して記事を読みに来てくれる人がいるでしょう。あなたのブログにもいるはずです。
視点の提供を意識して記事を書くなら、客観的な情報にとどめずに「どう感じているか」「どう考えているか」という考察を書く癖をつけておくと良いと思います。
雰囲気の提供
では、好き放題書きたいことを書いているようなブログに存在価値が無いかと言うと、そんなことはありません。
芸能人のブログなんて「ネイルした~」「ご飯食べた~」などの単文+写メですが大量の読者がつきますね。
価値のある情報(問題の解決など)を提供しているわけではないし、新しい視点を提供しているわけでもない。(ある意味価値のある情報だという人もいますが……)
芸能人のブログは「その人」を提供しているのです。雰囲気の提供、とでもいいましょうか。
芸能人が寿司食ってようがフレンチ食ってようが僕の人生は何ら変わりませんけど、「ああ、あの人こんな生活してるんだ」ってちょっとほっこりしますよね。これこそが価値です。
別に芸能人じゃなくてもこういう「好きなこと書いてる系」ブログはたくさんあります。
筆者が好きなことを書いている記事というものには、その筆者の雰囲気があります。そのようなブログを訪れる人は、その人の書く記事に惚れ込んで読みに行くのです。僕も文体が好きで定期的に読んでいるブログがいくつかあります。
そのブログによって新しい情報を得られるわけではないけれど、満足感があります。これはまさしく価値の提供にあたります。
アフィリエイトは価値を提供しているか
どのようなことに気をつけて文章を書くか分かったところで、ブログにつきものの「マネタイズ」の話にうつりましょう。
「アフィブログはクソ」みたいな発言をTwitterで見かけることが多いですが、なんでアフィリエイトってダメなんでしょう。いいじゃないですか。アフィリエイト。
スパムみたいなアフィリエイトは除きますよ。もちろん。無価値な商品を売りつけるなんて詐欺行為もいいところです。価値を提供してないからダメなんです。
アフィリエイトって、誰も損していないすばらしいシステムですよ。消費者は良い製品を見つけることができて嬉しい、企業は広告費が抑えられてうれしい。僕はお金もらえて嬉しい。ほら。誰も損してない。アフィリエイトは価値を提供しているから僕は良いと考えています。
ひとりごと
話はそれますがアフィリエイトうざいって言ってる人って、
- スパムが大嫌い
- 他人が儲かっているのが大嫌い
の2種類しかいないと思っています。1は分かります。僕も嫌いです。
2はただの僻みです。「ろくに働いたこともないニートが片手間で2chのまとめやって真面目に働いてる俺より稼いでいる」のが死ぬほどイヤだから「人のふんどしで相撲を取ってる」だの何だの言って批判するのです。
じゃあ、やればいいじゃないですか。2chをまとめて広告を貼れば誰でもできるんでしょ? やってみなさいよ。たぶん無理だから。
Google Adsenseは価値を提供しているか
ブログにアドセンスを貼っている人がいますね。あれは良いのでしょうか。
アドセンスの特長は「記事にあった広告を配信している」ということ。つまり、我々ブロガーはブログの上で「○○について興味を持っている読者」と「○○に興味を持っている人に関連する商品を売りたい企業」のマッチングを行っているわけです。
そういう意味で、アドセンスは価値を提供していると言えるでしょう。だからOK。
ということは、アドセンスを誤クリックさせるような配置がNGな理由も分かりますよね。
まとめ
自分のやっている行為が「良いのか」「悪いのか」を判断する基準として価値を提供しているかどうかを考えると良いと思います。
そうすれば、ごちゃごちゃ悩まずに「これは価値を提供しているからいいんだ!」と割り切って行動することができるようになります。
逆を考えてみましょう。
「ブログのアクセスが上がらない」「アフィリエイトで成果が上がらない」そんな悩みを持っている人は自分に問いましょう。それ、価値を提供していますか?と。