僕らは意外と、そこそこ先頭を生きている。
僕らは得てして自分のことを「集団の真ん中」だと思ってしまいがちです。ここで書いた「僕ら」は今の僕、大学4年生前後の世代のことを指しています。この文章は主に大学生に向けて書いていると思ってください。
この文章を読んでいるということはあなたはパソコンかスマートフォンが使えるんだろうし、ネットを使う知識もあるんだろうし、たぶんTwitterかFacebookか、そこらへんのSNSもそこそこ使いこなしてるんだろうと思います。
周りにはそんな人ゴロゴロいるだろうし、特別なことだとは感じないでしょう。
でもちょっと考えてみて欲しいんです。
あなたが初めてパズドラのことを知った時、パズドラは世間で流行っていましたか?
ポケモンGOのベータ版のPV、Twitterで見かけませんでしたか?
最近ならWELQの「あなたの肩こり、それはもしかして霊の仕業かも?」みたいなスクショを見た時、DeNAの株価は暴落していましたか?
こういう霊、じゃなかった例はたぶんそこらじゅうに転がっていて、僕たちは自分たちで自覚しているよりずっと早く情報に接する機会を得ているんだと思います。
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まずは、気づくこと
手元のスマホでちょちょいといじるだけで簡単に情報にアクセスできるというのは、僕らの世代の持つ圧倒的なアドバンテージです。
TwitterなどのSNSを使えば、自ら情報を取りに行かなくても勝手に情報が流れてきます。
(こんな強いツール、馴れ合いにだけ使うのはもったいない気がします)
もちろん最先端というわけではありません。最先端はその情報を作り出す人であり、取材によって直接情報を手に入れる人です。でもその情報が世間で認知されるのはたいていワイドショーなんかで取り上げられた後。この時間差を、利用しない手はありません。
わかりやすい方法としては投資とか。ほんの少し早く情報を手に入れるだけで、圧倒的に有利な立場に立てます。
そうでなくても、自分たちが早く情報を手にしていることを自覚するだけで、今後の世の中がどうなっていくのかを垣間見ることができるのではないでしょうか。
次に、怖いと思うこと
さて。幸いに僕らはスマホネイティブな世代に生まれました。ネットに恵まれ、SNSに親しみ、ワイドショーでしか情報を得ることのできない世代を笑うことができる環境に生まれました。
次に気づくべきことは何でしょうか。
それは、なぜ「ワイドショーでしか情報を得ることができない世代」が出来上がったか、ではないですか?
それは、彼らがテレビネイティブな世代に生まれたからではないでしょうか。敢えて書くなら、テレビに恵まれ、ワイドショーに親しみ、新聞やラジオでしか情報を得ることのできない世代を笑うことができる環境に生まれたからではないでしょうか。
これって、とても怖いことだとは思いませんか?
僕らは意外と、集団のそこそこ先頭を走っています。
でも、それっていつまでなんでしょうね。
子や孫に「うっわ。まだネットとかやってんの? 今は○○の時代だよw」なんて言われることがないよう、新しいものを怖がらず、常にアンテナを張って生きていきたいものです。